相談事例|家を地震に強くするには壁(耐力壁)を多くすればいいんですか?

壁をただ多くするだけの補強工事はかえって…

地震のあとに聞かれることがありました。そこで私はこう考えます。

一般的に壁を多くすることが地震に有効だと言われています。
ただここで気をつけなければいけないことがあります。

壁を多くする場合は土台と柱の付いている所を丈夫にしなければなりません。
壁が多く入っていると力が土台と柱の接合部、つまりくっついているところに集中します
そうなると力の逃げ場がないので建物が転倒する場合があります

そのため壁をただ多くするだけの補強工事はかえって転倒の危険を起こしてしまいます
壁を多くする場合は土台と柱のくっついている所も金物で補強する必要が出てきます。
確かに壁は多くあれば丈夫ですが同時に土台と柱の接合も考えないとかたて落ちになるので気をつけてください。

これは新築でも同じです。壁を多くして耐震等級を3以上にあげた場合は
土台と柱を相当の金物でしっかり繋げましょう。

壁だけを安易に必要以上増やしておくと
かえって危険な建物になってしまう事を肝に銘じて計画してくださいね。

当然構造的な計算はしなければいけないことが大前提です。

公開日時: 2016年2月13日 

 

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