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私は地震から子供たちの命を守りたい!

あなたには、守りたい大切な人はいますか?
私には3人の男の子がいます。 その長男が小さい頃転んでテーブルの角に目をぶつけ大怪我をした事がありました。
夜だったのでとにかく病院へ連れて行かなければと思い、自分の車で大きな救急病院に連れて行きました。
吹き出る血を妻が泣きながら必死で押さえ、
「止まらないの、顔が真っ赤なの、お願い早くして!」
信号待ちの時間がとても長く感じ気持ちはあせるばかりです。
何とか病院について治療してもらう間の自責の念、あそこで座布団をしまっておけばよかった、テーブルをもっと端に寄せておけばよかった、なぜもっと気をつけてあげられなかったのか、できることなら自分が代わってあげたい、これがそのときの二人の想いでした。

そんな最愛の大切なお子さんが怪我をしたり、病気になったときの親御さんの気持ちを思うと同じ親として言葉が出ません。
ましてや地震で崩壊した家の中にいたとしたら、、、、、


阪神淡路大震災で多くの方が犠牲になりました。
中越地震でもたくさんの方が被害に遭いました。
東日本大震災では災害としては過去最大の被害と犠牲者が出ました。
東日本大震災では地震の揺れだけでなく、巨大な津波によって多大な被害がでました。
自然災害の恐ろしさ、すごさをあらためて知らされる災害でした。
阪神淡路大震災では犠牲になった方の中で8割以上の方が建物の崩壊や家具の転倒によってでした。家とは本来家族を守らなければならないのに、その家の崩壊で大切な家族が犠牲になった方の事を思うと、その無念さに胸が張り裂ける想いです。
もっと家を補強しておけば良かった、もっと家を丈夫に造れば良かった、もっとちゃんと考えてあげれば良かった。
みなさん後悔する事がたくさんあったのではないでしょうか。
ではなぜこうなる前にもっと家の耐震について考える事ができなかったのでしょうか。
なぜもっと早く家の一番大切なことに気がつく事ができなかったのでしょうか。
これは私たち家を造る側の責任でもあります。

正しい情報を皆様にお伝えする事を怠ったのが最大の原因だったと思います。
私は1級建築士の資格を与えられています。地震や災害から家族をどうすれば守れるのか。
小さいお子さんが安心してお留守番できる家、常にこの事を考えて家づくりを計画する義務があります。プラン、デザイン、設備、仕様など家づくりは決める事がたくさんあります。
でも最初に考えてほしい事があります。
家本来のあるべき姿・・・それは、『小さなお子さんや家族を守ってくれる家』です。
まずは家の耐震構造をしっかりさせなくては始まりません。子供たちを守る家はまず耐震をしっかり創ることから始まります。たしかに地震の災害のすごさ、怖さ、そしてその破壊力はすさまじいものがあります。
でも肝心な私たちが、地震にはかなわないとあきらめてしまったらどうなるのでしょうか?
お客様に「建築基準法通りです」とか、「建築確認申請が下りたから安心です」などと安易に言っていいのでしょうか?またそれで造る側としての義務を果したとなどと自己満足してもいいのでしょうか?わたしはみんなが何か大切な事を忘れてしまっているのではないだろうか、と感じています。
阪神淡路大震災の取材に神戸に行ったときに思いました。《私たちは決してあきらめてはいけないんだ》という事。
神戸の東遊園地内にある瞑想空間に提示されていた銘板、震災で犠牲になられた方たちのお名前が刻んであるその銘板の前にお手紙が添えられてありました。
おばあちゃんからお孫さんへのお手紙でした。
読ませていただくうちに、気がつくと涙が溢れてきて止まりませんでした。《私たち家を創る側はお客様に何が大切かをお伝えする事をしなければならない》《地震やその被害と常に向かい合ってどうすればいいのかを考えなければならない。》《1人でも多くの子供たちを地震から守らなくてはいけない》胸に深く突き刺さりました。
地震や災害に対して絶対大丈夫ということはありません。でも、だからこそあきらめてはいけないんです。
お客様には、現在考えられる最上級の耐震等級でご提案をする。そしてその事を1人でも多くの人にお伝えして、大切な子供たちの命を守る家の必要性をわかってもらう。これが私たち地場の工務店が本来やるべき姿ではないでしょうか。

耐震等級だけでは守れない!

ここに現在の耐震等級をご紹介します。
耐震等級1・・・建築基準法で定められた耐震基準です。一般住宅は通常ここになります。
耐震等級2・・・建築基準法で定められた耐震基準の1.25倍で学校や役所がこの強さになります。
耐震等級3・・・建築基準法で定められた耐震基準の1.5倍で災害時に救援活動を行う拠点となる警察署や消防署などがこの強さで造られています。
ちなみに私たち南会工務店では最上級の耐震等級3の家しか創りません。
なぜならこの強さでなくては子供たちを守ることなどできないと考えるからです。
でも残念ながら耐震性能だけでは子供たちを守ることはできません。
次に考えなければいけない事があります。

最初は阪神淡路大震災のときに被災されたある男の子の手記を紹介します。
「地震の後、停電になり真っ暗になりました。何も見えないのでそばにあったノートパソコンを開いてその明かりで階段を下りてきました。暗いのがとても怖かったです。」

次は震災に遭われた女性のお話を聞く機会があったのでご紹介します。当時高校生だったそうです。
「1月17日の早朝、 "ゴーーー"というような地鳴りで目が覚めた瞬間、体が一瞬宙に浮きその後信じられないほどの揺れが起こりました。ベットのパイプに必死にしがみつきながら頭の中が真っ白になっていました。
落ちないようにしがみつくのがやっとでした。一体何が起きたのか暫くわからず、父の真美大丈夫か?の呼びかけに返事をしたくても声が出ませんでした。父が来てくれてやっと下に降りる事ができました。
今にして想えば家族で避難をどうするかをもっと話しておくべきだったと思います。薄暗い階段を降りるのはとても怖かったです。」

『子供たちを守る家』は耐震だけでは足りない事がおわかりいただけたでしょうか。
そこからどうすれば無事に出られるか、子供達にちゃんと階段が見えて普通に避難ができるかがどうかが重要な事になります。難しいことではありません。
子供たちを守ってあげたい。そう考えれば必要な事が見えてくるはずです。また逆に必要でない事も見えてきます。
注文住宅はどれ一つとっても同じ家はありません。同じように子供を守る家も同じものはありません。お子様の人数、年齢、周りの環境、その他様々な要因で違ってきます。


いつの世も親が子供を思う気持ちは誰でも一緒、人として、親として、また家を建てるプロとしての
私の想いは『地震から子供たちの命を守りたい!』
これがわたしの使命です。


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